お喋りって、贈り物を贈り合うことなんだ


ゆうやんが、なんか、おもしろい話ができるようになりたい、と
素朴な動機で曽根巣家一門の戸を叩いてはや数ヶ月。
いただいた名前は、所属バンド「あゆみ・オン・デマンド」から
【曽根巣家 音出窓(そねすや・おんでまんど)】
ずっとお手伝いやら縁の下の力持ちをがんばりまして、
ようやく、稽古らしい稽古を始めることができました。

まずは、着物のたたみ方。
そして、帯の締め方。
曽根巣家筆頭の月曜(まんでー)さんがあれこれと。

それから、ゆうやんがお小遣いをはたいて買ってきた馬刺しを
みんなで囲んでしばし、和やかなひととき。
ん?なんか、写真ではまるで供養のようですけど。

そして、話をしてみよう、と。
と言っても、その人に合わせて稽古してゆくのが曽根巣家。
例えば古典落語をまるっと覚えて喋るということでは、
きっとゆうやんの良さは発揮されないだろう。

たとえば日常のふとした気づきや出来事。
お母さん、今日ね、て話したあの頃のような出来事。
それを、丹念に掘り下げ、細部を描き、言葉を選び、
構成を整え、声のトーンや間合いを工夫して、
小さな小さな、小噺が出来上がる。
なんどもなんども繰り返し話して、徐々に進化する。
噺家に限らず、人は、そうやって、
思いを言葉でラッピングして贈る努力をしている。
お喋りがおもしろい人っていうのは、
その人の周りにおもしろい事件が寄ってきてるのではなく、
そうやってひとつひとつを磨いてラッピングしているのだ。

まずは、伝えずにおれない衝動を持ってみよう。
小さな出来事を拾って磨いてみよう。
目の前の誰かをその磨いた贈り物で笑顔にしたいと思おう。

今日は、太一くんの自己紹介から始まり、
ゆうやんがここへ来る途中で道に迷ったお話や、
最近ゆうやんが、近所で見つけたちょっとした面白いもの、
まんでーさんのここ1ヶ月の出来事など、
まずはアウトプットして、聞いて、受け止めて、
リアクションして、感じ取る、そんな稽古でした。

人とおしゃべりすることって、
とても大切な贈り物を、贈りあうことなんだ。